応用例

応用範囲の広いエッチング方式

1. 品質管理上での応用例 <的確な品質管理でコスト削減>

a. 製造日の表記 ○年○月○日の場合 1回/日の押印
○年○月の場合 1回/月の押印
○年の場合 1回/年の押印
成形ロット単位の場合 1回/その都度の押印
b. 昼勤・夜勤の区分   イニシャル等その都度の押印
c. 作業者   イニシャル等その都度の押印
d. 同一型で材質・材料が異なる場合   ABS・PP等その都度の押印
e. 材料のロットNO.   材料ロット毎その都度の押印

2. リスク管理上の応用例 <作業者の明確化、他社製との区別化>

一時的に金型移管や工程の応援の際、成形品個々への製造ロット日管理まで要求されないケースや、
詳細なマーキングの出来ない場合には、一時的に成形先を表す簡単なマーキングを行う事で責任の
所在をはっきりさせることが出来ます。これは発注企業の外注下請け管理の際に、是非、利用して
頂きたい応用例です。又、移管を受けた受注企業も自主的に自社の製品を表すマーキングを行い、
他社製と区別する手段として現実に応用されております。
(この場合、 金型の返却の際にはこのマーキングを完全に消さなければなりません)。

 

3. 使用事例

1.エッチングスタンプ
『2011年10月12日作業者E』を7桁表示

エッチング液はスタンプ台への少量ずつの
補充により、無駄なく使えるため 経済的です

2.金型へ押印
『2011年10月12日作業者E』を7桁表示

一般的な金型鋼材すべてに使用可能です。
(但しアルミ型及びクロームメッキ部分を除く)

3.金型へ押印した状態
『2011年10月12日作業者E』を7桁表示

一般的な金型鋼材すべてに使用可能です。
(但しアルミ型及びクロームメッキ部分を除く)

4.製品に転写した状態


マーキングされた部分は、成形を繰り返しても
状態が変わることはありません。反面、付属の
研磨棒で容易に消すことが出来ますので取り扱
いが非常に簡単です。